「ベンチャー型事業承継のススメ」 町工場3代目の独自ブランド世界展開/マスオさん社長の「人財育成で多角化戦略」
【アトツギベンチャー トークセッション】
アトツギよ、前提を変えろ!「ベンチャー型事業承継のススメ」
町工場3代目の独自ブランド世界展開/マスオさん社長の「人財育成で多角化戦略」
近畿経済産業局が、今年ベンチャー政策に新たに加えた対象は、
中小企業の「若手後継者」
家業の経営資源に、自身の経験やノウハウを掛け算して、
新たな領域に展開する「ベンチャー型事業承継」を推進することになりました。
ベンチャー型事業承継のキーワードは、「成長性」と「独自性」。
ゼロから立ち上げる起業家ベンチャーと異なり、
アトツギならではのアドバンテイジと同時に、アトツギならではの苦労や障壁があります。
このトークセッションでは、家業のフィールドでユニークな事業を展開している
(株)DG TAKANO 高野社長と、(株)KMユナイテッド 竹延社長に、
ベンチャー型事業承継を実現するうえでの鉄則、
そして舞台裏で巻き起こる「アトツギあるある」を本音で語りながら、
ベンチャー型事業承継が家業にもたらす可能性について、
若い世代に向けてエールを送っていただきます。
【定員】100名(要事前予約。満席になり次第締め切ります)
【参加費】無料
【会場】関西大学梅田キャンパスKANDAI Me RISE
http://www.kansai-u.ac.jp/umeda/access/index.html
【登壇者】
◇長年培った技術力×ビジネスモデル、町工場3代目 世界で勝負する
株式会社 DG TAKANO
代表取締役 高野雅彰氏
http://www.dgtakano.co.jp/
「働きたいベンチャー企業ランキング”第1位」獲得、「2020年 未来を 創るベンチャー企業の10社」「日本全国の 成長ベンチャー100社」に選出されるなど、ビジネスもマネジメントも圧倒的な独自性で事業を展開するDG TAKANOを率いるのは、三代目の高野雅彰氏。ベンチャー経験を経て、家業である東大阪の下請け町工場に戻ったのは20代。家業が長年培った技術力と自身がベンチャー時代に身に着けたビジネスモデル構築のノウハウを掛け算して自社開発の節水バルブで世界市場に挑戦中。
◇マスオさん社長の「急がば回れ」戦略、人財育成を軸に新領域を開拓
株式会社KMユナイテッド CEO(http://www.paintnavi.co.jp/kmunited)
株式会社竹延 代表取締役社長(http://www.takenobe.co.jp)
竹延幸雄 氏
前職は大手広告代理店勤務のサラリーマン。華やかな業界から転身した先は、妻の実家の創業67年の老舗塗装店。建設不況の煽りを受け、業績も悪化の一途をたどる中、義父との二人三脚での再建を決意して入社。さまざまな社内改革を手がけるものの社内の反発、職人不足など山積みする課題の中にビジネスチャンスを見いだし新会社「KMユナイテッド」を設立。更衣室の一室で始まった事業は現在、職人育成、建設資材の開発、塗料のBtoC販売など、「人財育成」をベースにした多角化で新領域を開拓中。
【モデレーター】
ベンチャー型事業承継伝道師
近畿経済産業局 NEXT INNOVATION 事務局 プロジェクトリーダー
大阪イノベーションハブ チーフプロデューサー
山野千枝
大阪産業創造館が発行するビジネス情報紙「Bplatz」の2001年の創刊以来16年間、編集長として多くの経営者取材に携わる中でファミリービジネスの世代交代時に起こるイノベーションに関心を持つ。「起業家もかっこいいけど後継ぎもかっこいい!」を伝えるために、関西圏の大学で親が商売をしている学生を対象に「ガチンコ後継者ゼミ」を開講。会社の歴史を活用した採用戦略、社史制作などを手がける株式会社千年治商店を2016年に設立。ここ数年は「ベンチャー型事業承継」の伝道師として、ベンチャーマインドと永続を志す経営を併せ持つハイブリッド系後継者の存在を世の中に発信するべく奮闘中