〈3/10(金)リアル開催〉京都アトツギベンチャーDAY
【参加対象者】
京都府内で親族が事業を経営しており、当該事業を承継する予定の方
・ 承継する前提で当該事業に従事している方
・今後後継者として当該事業に従事される予定の方
・すでに当該事業の代表取締役等に就任して経営に携わっている若手経営者
【定員】30名程度
【開催日】
2023年3月10日(金)12:30~18:30(交流会:17:30~18:30)
【会場】
京都経済センター3階 3-F会議室(〒600-8491 京都府京都市下京区函谷鉾町78番地)
【申込締切】2023年3月9日(木)12時
【参加費】無料
主催:京都信用保証協会
共催:一般社団法人京都知恵産業創造の森
後援:近畿経済産業局、近畿財務局京都財務事務所、京都府、京都市、(公財)京都産業21、
(公財)京都高度技術研究所、京都商工会議所、京都府事業承継・引継ぎ支援センター、
(株)京都銀行、京都信用金庫、京都中央信用金庫、京都北都信用金庫、日本政策金融公庫 〈予定〉
【講義内容/タイムスケジュール】
■12時30分~13時20分 イントロダクション/アイスブレイク
講師:一般社団法人ベンチャー型事業承継 事務局長 大上 博行
実施内容:
・ベンチャー型事業承継とは
・新規事業に後継者が取り組む意義
・ベンチャー型事業承継事例紹介
・アイスブレイク(ハーフベイクド等)
■13時20分~14時20分 テーマ「マインドセット」
講師:ワキ製薬株式会社 代表取締役社長 脇本真之介氏
実施内容:
・アトツギとしての心構え
・家業でのイノベーションの可能性
・家業変革におけるアトツギの役割
■14時35分~15時35分 テーマ「イノベーション事例(マーケット)」
講師:株式会社清華堂 代表取締役社長 岡本諭志氏
実施内容:
・事業の再定義・強み
・自社の経営資源の活かし方
・家業で挑戦すべき(したい)マーケットについて
・イノベーションのきっかけはどこなのか
■15時50分~16時50分 テーマ「イノベーション事例(プロセス・プロダクト)」
講師:環境機器株式会社 代表取締役 片山淳一郎氏
実施内容:
・ プロダクト開発の必要性
・差別化の源泉は
・イノベーションのきっかけはどこなのか
■17:05~17:30 閉会の挨拶/主催者からの案内
■17:30~18:30 交流会
・本講座の受講生を中心にリアル交流会を実施
【講師】
ワキ製薬株式会社
代表取締役社長
脇本真之介氏
奈良県・大和高田市の1882年創業の製薬会社。ミミズ配合総合感冒薬「みみとん」をはじめ、ミミズを用いた
サプリ開発や機能性物質のを研究してきた。日本のみならず世界9カ国で商品を展開する。しかし脇本氏が家業に入社
した当時、さまざまな問題が同時多発していた。13億円の借金、主力製品の特許切れ、市場の分散、協力会社の離反
などにより売上の8割を失った。危機的状況の中、2012年の社長交代を機に、ミミズを用いた原料の研究開発から
商品の生産まで一気通貫できる企業へとかじを切る。日本有数の大学の研究者に師事しながら論文発表や特許取
得に猛進した結果、業績は倒産寸前の状態から一気に回復。承継時の売上3億円の赤字経営から、売上12億を実現。
利益率は10%以上に向上させた。
株式会社清華堂
代表取締役
岡本諭志氏
1923年創業の表具・美術表装店の4代目 掛軸・額縁・屏風などの新調や修復を主な事業としている。 住空間の
和文化衰退を危機感として持ち、建築設計のキャリアを選択。 より面白く、高い次元で社会に関わる手段として、
アトツギを決意する。 「大切なものを「ふさわしく」する仕事」と家業を再定義し、新規事業を考える日々。 2020年、美術
修復の保全技術を転用し、抗ウイルスコーティング事業に参入。 鉄道車両約2000両などの公共交通機関を中心に、
多様な空間に採用される。
環境機器株式会社
代表取締役社長
片山淳一郎氏
京都大学法学部卒業。在学中外交官を目指して猛勉強するが、 父の急逝で方向転換、新卒で日本興業銀行に就職。同行退職後、海外の大学院を経て、 大阪に戻り零細メーカーであった家業を継ぐ。現在、 防虫専門コンサルティング商社として、 社長就任後22年間右肩上がりの成長を継続中。 海外援助関連の公益社団法人日本国際民間協力会(NICCO) 副理事長、 一般社団法人茨木ウォーターポロクラブ理事長を務めるなど、 社会貢献にも注力している。
【講座全体のモデレーター】
一般社団法人ベンチャー型事業承継
関西大学非常勤講師
事務局長 大上 博行
1986年大阪生まれ。 早稲田大学卒業後、秘境系旅行会社にてチベットやパキスタンを担当し、企画や添乗に従事。尖ったサービスで大手が真似できないニッチトップの事業展開を学ぶ。その後、家業である和紙の卸問屋の株式会社オオウエに入社。新規事業開発に取り組み、郵便局2000局への導入や、TBSの「マツコの知らない世界」などに取り上げられる和紙ブランドを作る。新事業創造の実務だけでなく理論も学ぶため、豪クイーンズランド大学院に留学し起業学の修士を取得後、現職。自身のアトツギとしての経験とアカデミックでの知見を活かして、後継者の事業開発に寄り添う活動を行っている。